こんにちは。
街はどこもクリスマス一色ですね。
近頃は一般の民家でも大変手の込んだイルミネーションの飾りつけをされるところが増えており、わたしの住む田舎でも夜道でおもわず足をとめて見入ってしまうほどです。
もはや芸術では?というくらいにハイレベルの作品も少なくありません。
わたしなどは、いったいなにがそこまでさせるのだろう?と毎年不思議に思ってしまうのですが、クリスマスにはそういうパワーがあるのかもしれません。
もくじ
ファミレスでふと耳にした音楽
今日はどうしても片づけてしまいたい仕事があったので、資料とパソコンを持って自宅から少し離れたファミレスに行きました。
仕事のメドがついたところでコーヒーを飲んでいると、店内音楽(BGM)がいつもと違うことにようやく気づきました。
オーケストラの音楽ばかりが流れてくるのです。
非常に重厚な音楽が延々と続くのですが、まったく飽きませんでした。
ふだんそのお店で流れている音楽はポップで軽快な曲ばかりなのですが、だいたい仕事を持ってきているわたしには耳障りに感じられることが多いのです。
なので、しっとりとして心にしみいるような音楽たちに、わたしはいつしか心を奪われてしまっていたのでした。
いろいろな音楽が流れてくるのですが、その中にひとつ、なんともいえないほど深く心の中に入り込んでくる曲がありました。
それは知っているような気もするけれどもそうでもないというもやもやする音楽で、しかもそれがクリスマスにちなむ曲であることもそこで初めて知りました。
音楽は(知足さんも)かく語りき
その曲が次にまた流れてきたとき、突然わたしの脳裏に薄暗い教会の中で火の灯ったローソクを手に持つ人々がこの音楽にあわせて歌を歌っている様子が浮かびあがりました。
薄暗い場所でローソクの炎に照らされた人々が歌っているというだけのぼんやりとした像でしたが、その場に参加する人々の喜びらしきものと、崇高な存在(おそらく神さま。イエスさまか?)に向けた穏やかで敬虔なこころのようなものだけははっきりと感じとりました。
そのときです。
急に知足さんが反応しました。
「すばらしい音楽です」
わたしは驚きました。
この知足さんという存在は、過去に一度もクリスマス関係の物事に関心を示したことがなかったからです。
わたしが「そろそろクリスマスだな~」などと考えていても、そんなことは意にも介さぬという風で
「大祓(おおはらえ:12月31日に全国の神社で執り行われるお祓いの儀式)まで間がありません。
気を抜いてはいけません。はやく大掃除を。」
と、まあだいたい毎年こんな感じです。
そういうわけでわたしはやや困惑しましたが、今日の知足さんはいつもとちがいました。
その音楽がまた何度目かに巡ってきたとき、知足さんがこんな説明をしだしたのです。
「これは讃美歌です。
この音楽は、古くから神を敬いその御神徳に対する感謝の心を内に満たす人々によって長く歌い継がれてきました。
この音楽には敬神のこころをもつ人々のあたたかい想いが磁気的なエネルギーとなって込められています。
あなたはそのエネルギーに触れました。
この音楽に込められた敬神のこころは、あなたの場合と同様、今も世界中の多くの人を感化し続けています。」
これまでに知足さんが音楽に触れたのは、以前わたしがバッハ(J.S.Bach)の音楽を聴いたときに
「すばらしい。この音楽家は天の音楽を表現しています。」
という主旨のことを伝えてこられたときだけです。
なのでメッセージの内容よりも知足さんがクリスマスの音楽に言及したことに反応してしまうわたしでしたが、知足さんの伝えるところはわかる気がしました。
知足さんのいうように、わたしはこの音楽(歌)を大切にしてきた人々の神に対する深い敬愛のこころをはっきりと感じ取ったのかもしれません。
知足さんは続けてこう伝えてきました。
「自らの親である神への敬神の念に洋の東西はありません(外国人であろうと日本人であろうと敬神のこころは同じだということ)。
神に対し穏やかであたたかい感謝の心を向けることこそが重要なのです」
つまりですね、知足さんはわたしたちに(というかわたしに)、外国の人たちを見倣って自分の神に対する素直で穏やかな敬いと感謝の心を持て、といっているわけです。
それこそが真のクリスマスの意味なんだぞと(そこまではいってないかもしれませんが)。
その音楽はこちらです
わたしはその音楽をあまりにも気に入ってしまったのですが、音楽そのものしか手がかりがなく、曲名もなにもわかりません。
ヒントといえば「クリスマスの讃美歌」だけです。
ですが、検索しまくってさきほどようやくYouTube動画を見つけました。
曲名は Adeste Fideles あるいは O Come All Ye Faithful 、日本語では「神の御子は今宵しも」。
本当に讃美歌でした(讃美歌の番号は111番とのこと)。
どうですか?
わたしは名曲だと思います!
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