7月・8月は霊魂の活動が非常に活発になります。お盆には死者の尊厳にも思いをはせ、敬意を持って過ごしましょう。

出雲大社の門前で天神地祇の御名を唱える

大国主大神の銅像

出雲大社にある大国主大神の銅像
Flow in edgewise [CC BY 3.0], via Wikimedia Commons

神迎神事に参加したくて出雲大社へ出かけたものの車を置くことすらできず帰ってきたはなしを書きました。

そのことを書いているときには完全に忘れてしまっていたことがひとつありましたので書き留めておきます。

 

稲佐の浜から出雲大社への大通りが通行止めになり、松江方面への帰り道がわからず困っていたとき、ふとGoogleマップを使ってみようと思いました。

Googleマップに従い、対向車とのすれ違いに苦労しながら狭い小道を進むと、見覚えのある明るい通り(といっても夜道ですが)に突き当たりました。

そこは出雲大社の参道でもある神門通りでした。

Googleマップは、出雲大社の入口前、勢溜(せいだまり)と呼ばれる交差点へと向かうように指示を出しています。

わたしが神門通りを南下して国道9号線方面(出雲大社とは反対の方向)に進もうかと考えていると、知足さんから

「大社の正門前へ進みなさい」

との指示が飛んできました。

Googleマップも知足さんも出雲大社方面へ進めといっているのでおとなしく従うことにしました。

勢溜交差点まで進むと警察官が手信号で車を誘導しており、通行止めになった稲佐の浜方面へと進もうとする車のドライバーさんに声をかけておられたりするのでなかなか前へ進めません。

ようやく車が流れ出し、わたしの車が出雲大社の正門に立つ二の鳥居と向かい合うかたちになったとき、知足さんがいいました。

「天照大御神と大国主大神の御名を唱えなさい」

 

ふだん、知足さんはみだりに御神名を口にすることをよしとはされません(祓えや御神事などの場合には御神名を唱えることを推奨されます)。

一瞬とまどいましたが、今夜は神迎神事の日でもあるため特別なのだろうと思い、早口言葉のように御神名を繰り返して唱えてから出雲大社をあとにしました。

 

なぜ天照大御神と大国主大神なのかですが、これには意味があるそうです。

まだ公開の指示がないので詳細には書けませんが、少しだけ書いておきます。

天津神である天照大御神は、このたび御代替わりがあった皇室の祖神です。

他方、国津神である大国主大神は、わたしたちの住む日本の国を豊かに発展させた大きな功績のある神さまで、出雲大社の主祭神です。

そして、大国主大神は、天照大御神の命に従って「国譲り」という偉業を成し遂げられたことが伝えられています。

 

この「国譲り」という語は、新しい時代を生きるすべての人にとってきわめて重要なキーワードです。

なぜかというと、わたしたちは、天照大御神と大国主大神のなさりように倣って、現代において再び国譲りを成し遂げなければならないからです。

いずれ詳細をお伝えできるときが来ると思います。

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