1月29日に上皇陛下がお倒れになり、一時意識を失われるという出来事が起こりました。
翌30日夕方の宮内庁発表に基づく報道によると、検査と医師の診察の結果からはこのような状態を引き起こす原因は発見されなかったとのことでした。
大事には至らなかったことで多くの方が胸をなでおろされたものと思います。
もくじ
未明に見た夢
わたしは上皇陛下に異常が生じる前触れのようなものを体験していました。
つい先日、就寝していたわたしは大変嫌な夢を見ました。
それはこのような夢でした。
夢の中に上皇陛下が出てこられ、突然倒れられたのです。
ほどなくして数人の男性が「大変だ!陛下が!」とあちこちを走り回り、誰かが「だめかもしれない」と発言している状況でした。
夢の中でわたしは「上皇陛下は世界の調和を保つ重要な役を担っておられるのに大変なことになってしまった。あまりにも早すぎる。この先はどうなってしまうのか」と非常に取り乱していました。
わたしはそこで目を覚ましたのです。
1月29日の午前2時半を少しまわった頃でした。
心臓がドクドクと痛いほどに脈打っており、これは死ぬのでは…と思いました。
それが夢であることがわかって安堵はしたものの、その内容はあまりにも不吉なものです。
結局熟睡できないまま朝を迎え、仕事に行きました。
その後は仕事が忙しく、夢でみたことは忘れてしまっていました。
そして、昨日(1月30日)の夕方、仕事で車を運転しているところにNHKのラジオを通じて上皇さまが倒れられたことを知りました。
「陛下は穢れを一身に引き受けておられる」
仕事を終えて帰宅し、より詳細な情報を求めてニュース番組を見ていたところ、知足さんからこのようなひとことがありました。
「陛下は、国中の穢れを一身に引き受けておいでです」
つまり、上皇陛下の体調の異常の原因は、陛下がご自身のもとに日本中の穢れを引き寄せていることであるというのです。
今朝、あらためて知足さんから説明されたところによると、
「上皇陛下は、日本国と日本国民の平和と安らかな生活を実現するため、日本の国中にはびこる諸々の禍事・罪・穢れを、ただ一身に引き受けようと固く決めておられる」
といいます。そして、
「この罪・穢れには、あなたたち国民の生き方の過誤によって生じたものも多く含まれていることを知らなければなりません」
とのことでした。
また、
「退位して身を引き隠れた場所ですべてを引き受けることが、御子である(令和の)天皇陛下とそのお妃である皇后陛下(雅子さま)への霊的な橋渡しを完遂するために必要であると考えておられ、上皇陛下の決意はとても固く強い」
とのこと。
また、
「上皇后陛下(美智子さま)は、上皇陛下の御心を察し、共にその道を進むと決めておられる」
とのことでした。
では、わたしは一体どうすればよいのかと知足さんに尋ねてみました。
しかし、知足さんのこたえは
「あなたにできることはありません。
陛下が御自身の霊統とお立場を踏まえ、そうお決めになったのです」
というもので、わたしとしては想定外のものでした。
もっとも、
「強いていうならば、このような背景の存在について取り上げることにより、
ひとりでも多くの日本国民がまず自らの生き方を省みて正しうし、
認めあい支えあう社会の創出と、
国家の国際的平和の実現に向けた具体的行動を起こす契機を作ることです」
との説示を受けました。
穢れに触れる体験
引き続き知足さんとのやりとりが続いたとき、「陛下がおひとりで背負っておられるものに触れてごらんなさい」といわれました(このような提案がなされるのは初めてのことです)。
すると、突然全身にビリビリした感覚が走りました。
それは、わたしが祓えを行なっている最中にしばしば感じる、電気のような磁気のような、なんとも例えようのないビリビリ感とよく似ていましたので、「これは上皇さまのもとに集められた穢れが祓われているということですか」と尋ねると知足さんは「そうではない」といいます。
「陛下はあなたのように、あれもこれも祓おうとはなさいません。
『引き受ける』とはそういうことです」
とのことでした。
いわれてみれば、わたしがいつも感じているのは諸々が冷気となってサーっと昇華していく感覚なのです。
しかし、今日触れた感覚というのは、同じビリビリ感とはいえ、嫌な寒気と粘り気を含んだ重さがじわじわと広がる感覚でした。
それに、その感覚が消滅するような気配もありませんでした。
あるいは、昇華・消滅していても、それが感じられないくらいに大量かつ連続的に穢れが集められているのかもしれません。
神々のご加護があることを信じる
わたしは「上皇さまはやはりすごいお方だ」と心の底から思っております。
とはいえ、上皇陛下は、日本の象徴としての務めのほか、神職として日々国民の安寧を祈るための宮中祭祀を続けて来られました。
これは若く健康な者であっても担当し続けることは大変だと思います。
長年のご心労もあることと思います。
上皇后陛下とともに、できる限りのんびりと過ごしていただきたいです。
皇室(宮中)の賢所(かしこどころ)には天照大御神が、またその他の祭殿にも多くの神々が祀られており、今も天皇陛下を中心に日々祭祀が行われています。
長く天皇として日本国と日本国民の統合の象徴としての務めを果たされてこられた上皇陛下には、多くの神々の御守護やお導きがあるはずだとわたしは信じています。
わたしたち日本国民も、氏神神社やお寺さんをお参りして上皇陛下の無事を祈念し、また、陛下が目指された日本と世界の平和と国民の安らかな生活が実現されるよう、それぞれの立場でがんばりましょう。
そのためにも、わたしたちひとりひとりが、これまでの生き方を振り返り、現在の状況を認めて受け容れ、大自然とご先祖に対する感謝の念を持って一歩一歩進んでいくことが絶対に必要です。
Copyright secured by Digiprove © 2020 節 大国