7月・8月は霊魂の活動が非常に活発になります。お盆には死者の尊厳にも思いをはせ、敬意を持って過ごしましょう。

令和時代の最重要神事「大嘗祭」のはなし

この度の台風19号と大雨により被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。

台風の被害は、東海から関東にとどまらず、東北地方まで広がってしまいました。

各地で尊い人命が失われ、身体に傷を負い、また大切な財産の流失が伝えられるたび、大自然の力の恐ろしさと災害の惨たらしさを思い涙せずにはいられません。

また、ダムの決壊を防ぐために各地の河川で行われた緊急放流は、河川沿いや下流にお住まいの方々に恐怖と混乱をもたらしたであろうと想像し、胸の痛む気持ちです。

早朝知足さんより、「スサノオノミコトは破壊と再生の神なのです」というメッセージを受け取っています。

この大規模な破壊を経て、日本は正しく再生するということなのでしょうか。

もくじ

「大嘗祭」は令和時代の最も重要な神事

稲穂の画像

さて、かれこれ半年以上前から知足さんに何度となくいわれ続けているのが大嘗祭に関する記事の執筆です。

大嘗祭は複雑な儀式(神事)であり、その全貌を丁寧に解説することはなかなか骨が折れるのです。

今回は、今年(令和元年)11月14・15日に執り行われる「大嘗祭(だいじょうさい/おほにあえまつり)」の概要について、できるだけわかりやすく説明してみます。

令和時代の最重要神事である「大嘗祭(だいじょうさい/おほにあえまつり)」について、ギリギリまで肉を削ぎ落して簡潔に説明すると、次のようになります。

大嘗祭というのは、新しい天皇陛下が即位後に「お米」(とお食事)を天皇御自身の手で神さまにお供えされる神道儀式です。

「え…?それがどうしたの?」と思われる方もおられるかもしれません。

ですが、大嘗祭が行われるのは各天皇の御代に一度だけです。

それも、新天皇の御代に移ってから最初に獲れたお米を、天皇陛下がすべての日本国民を代表して神さまに献上なさるのです。

知足さんは、この儀式を経ることによって、新天皇は真の天皇になられるといいます。

 

天皇の位の承継は前天皇の崩御や退位といった出来事を原因として生じますが、これは法技術的なものです。

知足さんの説明によると、新しい天皇陛下が真に天皇となられるためには、神に対して日本国を統べる地位に就くことを報告し、認めていただくための神事を行う必要があるそうです(このようなことを書くと象徴天皇制を定めた日本国憲法に反するように思われるかもしれませんが、これはあくまでも観念上のはなしであり、わたしに憲法を謗る意図はまったくありません)。

この神事こそが「大嘗祭」です。

この神事において用いられる最も重要な道具が、新天皇の即位後に特定の水田から収穫される「お米」です。

お米は皇室の祖先とされている天照大御神(アマテラスオオミカミ)が孫にあたる瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の天降りの際に持たせた稲穂をルーツとしますが、この神話からは神代から国家統治の正当性とお米との間に深い関わりがあったことを知ることができます。

そして、代々の天皇が即位後に自らお米を神さまに献上なさることによって、はじめてその地位に真の正当性が生ずるということのようです。

それだけではなく、大嘗祭では天皇陛下が日本国と日本国民の繁栄と安全、そして五穀豊穣を心から祈ってくださいますので、わたしたち日本国民にとっても大嘗祭は平和で豊かな国民生活を実現させるうえで大変重要な御神事なのです。

大嘗祭の成功には国民の理解と協力が必要

知足さんは、

「日本国民が天皇陛下と心を一つにして大嘗祭の日(令和元年11月14日と15日)を迎え、神々と大自然に対する深い感謝の心を保ち、また新天皇の即位をあらためて祝い、これからの令和の時代が安寧と繁栄に満ちるよう、それぞれの立場で励むことを心に誓うことが絶対に必要なのです」

と伝えてきます。

 

令和の大嘗祭では、これまでの大嘗祭のとき以上にわたしたち国民の心の保ち方と精神的な結束が大事だと知足さんは強く訴えています。

知足さんによると、わたしたち日本国民の令和元年最終盤の最大の務めが、この大嘗祭の精神的・物質的な成功を支えることであるとのことです。

大嘗祭の前日まで出雲では神々の会議が行われる

奇しくも、令和の大嘗祭が行われる今年11月、出雲の国(島根県東部)は神在月(旧暦の10月)を迎えます。

しかも、大嘗祭(11月14日)に先立つ11月13日は、出雲の国における会合を終えられた全国の神々がそれぞれのお国へお帰りになる神等去祭(からさでさい)が執り行われます。

このように、出雲の国での神々の会合に引き続いて大嘗祭が行われることには大変意義深いものがあります。

 

大嘗祭に関してももっともっと書くように突っつかれていますので、別の記事で関連情報をいろいろとお知らせしたいと考えています。

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