7月・8月は霊魂の活動が非常に活発になります。お盆には死者の尊厳にも思いをはせ、敬意を持って過ごしましょう。

心霊スポットで肝試しをする前にやっておくべき3つの準備

懐中電灯のチェック
備えあれば・・・

暑い夏の夜、古くから日本人は肝試しや怪談話に興じることで涼を得てきました。

時は下って現代に生きるわたしたちもまた、暑い夏の夜を涼しく過ごすためのひとつの方法として、肝試しや怪談話に興じています。

何人かが集まって、懐中電灯を握りしめ、ワクワクドキドキしながら静まりかえった闇の中を進んでゆく様子は、情緒があり、夏という季節ならではの風情を感じさせます。


夏の風物詩ともいうべき肝試しですが、インターネット技術と情報通信端末の発達によって全国の「危険な」心霊スポットに関する情報公開が進んだ結果、その趣きを変えつつあります。

より刺激的な肝試しを求める人々はネット上の情報をもとに全国各地へと足を延ばすようになりました。

また、そこまでではないライトな層の人々も、本格的なスポットに関する情報を手軽に入手し、(その気になりさえすれば)いつでも気軽に出かけられるようになりました。

しかし、思いつきや興味本位で準備もなくこのような場所に足を踏み入れたがために、その後の人生を狂わせてしまう方も少なくありません(わたしも昔散々な目に遭いました)。

 

そこで、今回は、心霊スポットで肝試しをしようとする人が最低限やっておくべき準備について解説します。

今回の記事は、肝試しイベントなどの企画を担当される方にもぜひ読んでいただきたい内容となっています。

心霊スポットへ出かける前の心構えについて書いた記事です。
ぜひご一読を!

心霊スポット巡りや肝試しに行くのなら、相当の心構えが必要です!

もくじ

事前の準備が大切です

心霊スポット巡りを安全に楽しむためには、実際に出かける前の入念な準備が欠かせません。

1.情報収集と計画づくり

肝試しというのは、往々にして場の雰囲気や勢いに乗るかたちで急きょ実行を決めてしまいがちです。

解放感にあふれた夏の夜、数人の仲間が集まって、「なにしようか?」「ん~、じゃあ肝試ししようぜ!」というような流れが生じるのはよくあるはなしですね(こういう光景そのものに夏ならではの風情があります)。


ですが、わたしの経験からいうと、行先となるスポットの危険度が高ければ高いほど、安易かつ衝動的にその場所が肝試しや心霊スポット探索のターゲットとなりやすいです。

「ウワサでは〜」「ネットでみたんだけど〜」と、安易に肝試しの場所を決めていませんか?

わたし

これはとても無謀で危険な行為です。

というのも、心霊スポットと呼ばれる場所の多くはすでに荒廃してから長い時間が経過しており、建物の腐食や崩壊といった物理的な危険を抱えているのがふつうだからです。

そして、目的のスポットへとたどり着くための道や通路も同じように荒れていて、安全に通行ができる状態ではないということもよくあることです。


その場所が人目に触れにくい場所であることから現に犯罪行為に利用されていたり、浮浪者が住み着いたりしていることもあります。

廃墟は浮浪者の住みかとなっていることが多いんです

わたし

本来は、肝試しの場所、その付近の通路や環境、目的地および目的物件の状態などについてできるかぎりの情報を集める必要があります。

そして、その場所で肝試しを行うことに違法性はないか(たとえば、ある敷地や建物に侵入すると違法だが、隣接する公道を夜間通行するだけなら当然に適法など)、非常時には安全に撤退できるか近隣住民の生活の平穏を妨害することはないかなどを検討し、その場所で肝試しを実行できるかどうかを総合的に判断しなければなりません。


そのうえで、肝試しに参加するメンバーの年齢や体力、健康状態などを念頭に置き、できるかぎり具体的な当日の行動計画を立てることが必要です。

地域の子ども会などのイベントで肝試しを企画するような場合には、危機管理のハードルはより高くなります。

事前の徹底的なリサーチと当日の具体的な計画策定、そして本番と同条件下でのリハーサルが欠かせません。

また、イベントの当日には、参加者(子どもなど)の体調などの状態を肝試しの前後においてしっかりと把握することが重要です。

2.携行品(装備品)の調達

その他の携行品については、過去記事「心霊スポットや肝試しに行くのなら相当の心構えが必要です!」の中で紹介しています。
まだお読みでないようでしたらぜひご確認ください。

心霊スポット巡りや肝試しに行くのなら、相当の心構えが必要です!

3.事前の水分摂取とお手洗い

心霊スポットに出かける前に、十分に水分をとり、お手洗いもしっかりと済ませておかれることを強くおすすめします。


こういうことをいうと馬鹿にしてくる人が必ずいます。

ですがこれ、わたしはめちゃめちゃ大切なことだと考えています。


目的地までの道は、荒れていたり狭かったりして車が通行できないこともしばしばあります。

山道や坂道を歩いてのぼらなければならない場合もあり、夜とはいっても暑い夏の夜ですから、事前にしっかりと水分をとっておく必要があります。

MEMO
わたしは心霊スポットといわれる場所に滞在している間は水分をとらないようにしていました(飲食全般をしませんでした)。

不浄の霊魂の中にはのどから手がでるほどに水分を欲しているものもあり、持参した飲料を飲む際にそのような霊魂を一緒に取り込んでしまうこともあるからです。

お手洗いを事前に済ませておくのは、移動中や現地では用を足すのが難しい場合が多いからです。


そして、もうひとつ大切な理由があります。

目的地やその付近で尿意を催し仕方なく用を足すこともあるかもしれませんが、実はそのような行為が、その場所自体やそこにいる霊魂にとって大変失礼にあたる場合もあるのです。

紳士・淑女のたしなみとして、お手洗いは事前にきちんと済ませておきましょう

わたし

今回はここまで。次回は…

さて、今回は心霊スポットで肝試しをしようと考えている人がやっておくべき事前準備に焦点をあてて解説しました。

次回は、心霊スポットへの移動の際に気をつけるべきこと、そして、いよいよ心霊スポットに臨場するときの振る舞い方について説明していきます!


「心霊スポットに行ってみたいな」と考えている人にぜひとも読んでほしい記事はこちら。

心霊スポット巡りや肝試しに行くのなら、相当の心構えが必要です!

心霊スポット巡りに関するその他の手引き記事もどうぞ。

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